@article{oai:kochireha.repo.nii.ac.jp:00000076, author = {加藤, 宗規 and 山崎, 裕司}, journal = {高知リハビリテーション学院紀要, Journal of Kochi Rehabilitation Institute}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,慢性期片麻痺患者における屋外歩行中の転倒の発生状況について調査し,その発生環境と転倒者の特性について検討することである.対象は屋外歩行が自立している片麻痺患者37名である.屋外歩行時の転倒は,過去一年間において22例が経験し,原因としてはつまずいた,ひっかかったが14例, 滑ったが6例などであった.屋外歩行中の安全に関する注意点としては麻痺側の足を持ち上げるが16例,歩行中の疲労症状としては麻痺側の足が持ち上がらなくなるが17例と最も多かった.身体機能は,1)上田式片麻痺機能テスト,2)深部感覚検査,3)非麻痺側膝伸展筋力(徒手筋力検査),4)非麻痺側片足立ち時間,5)10m歩行時間と歩数,6)杖,装具の使用状況を評価した.転倒経験群と非経験群の間には,いずれの項目にも有意差を認めなかった.しかし,10m歩行中の不安感は非転倒群が有意に高値を示した.これらのことから,屋外歩行が自立している片麻痺患者の転倒原因としては麻痺側遊脚相の問題が多く,患者自身もこの点に注意を払っていることが示唆された.また,屋外歩行が自立している片麻痺患者においては,単純に運動機能の差によって転倒のリスクを判断できないと考えられた.}, pages = {15--18}, title = {慢性期片麻痺患者における屋外歩行中の転倒 : 転倒状況と転倒者の特性}, volume = {6}, year = {2005} }