@article{oai:kochireha.repo.nii.ac.jp:00000274, author = {市川, 祐生 and 濱田, 恵太 and 山崎, 裕司}, journal = {高知リハビリテーション学院紀要, Journal of Kochi Rehabilitation Institute}, month = {Mar}, note = {意識レベル低下と指示理解が困難な重症片麻痺者に対して5段階に難易度を変化させた座位保持練習を考案し,行動分析学的な介入を実施した.症例は,左被殻出血により右片麻痺を呈した59歳男性.第37病日の意識レベルは,Japan Coma 2-20,Brunnstrom Recovery Stageは上肢1,手指1,下肢1.感覚は重度鈍麻.改訂長谷川式簡易知能検査は4/30点,指示理解は不可能であった.基本動作は全て全介助,機能的自立度評価法にて18点であった. 座位保持練習は,1日に2分間の練習を3回実施した.第1段階は,5度の楔を麻痺側殿部に敷いて左においた20cmの台上に肘立て位をとらせた.第2段階は,5度の楔を麻痺側殿部に敷いて体側で手支持を行わせた.第3段階は楔を除いて,20cmの台上に肘立て位をとらせた.第4段階は楔を除いて体側で手支持を行わせた.第5段階は非麻痺側上肢を大腿部に乗せて端座位をとらせた.いずれの段階も2分間の座位保持が自力で可能となれば次へ進んだ. 第1段階は3日間,第2段階は1日間,第3段階は2日間,第4段階は4日間,第5段階は1日間で通過した.介入期間中に意識レベルやその他の機能障害に変化はなかった.短期間の間に座位保持を可能とした今回の座位保持練習は意識レベルの低下した重症片麻痺患者に対しても有効に機能するものと考えられた.}, pages = {21--25}, title = {意識障害を有する重症片麻痺患者に対する座位訓練}, volume = {17}, year = {2016} }