@article{oai:kochireha.repo.nii.ac.jp:00000273, author = {中山, 智晴 and 山崎, 裕司 and 森野, 勝憲 and 和田, 譲 and 有澤, 雅彦}, journal = {高知リハビリテーション学院紀要, Journal of Kochi Rehabilitation Institute}, month = {Mar}, note = {半側空間無視,失語症を合併した重症片麻痺患者(79歳)に対して,無誤学習の技法を適応した新たな車椅子駆動練習を考案し,その効果について検討した. 介入1では,下肢での駆動感覚学習のために右下肢でタオルの引き寄せ練習を実施させた後,靴底に滑り止めシートを張り付け下肢のみで車椅子駆動練習を実施した.その際,ガイドとなる直線をテープで示した.介入2では,上肢駆動を連鎖化させた.動作が成功した際は賞賛を行い,毎回1分間に駆動できた距離を測定し,それをフィードバックした. ベースライン期では,車椅子駆動は不可能であった.介入1により車椅子駆動距離は延長し,プローブ期においても駆動距離は維持された.介入2により,車椅子駆動距離はさらに延長した.最終的には,自室からリハビリ室(約100m)までの駆動が可能となり,院内の車椅子駆動が監視下で自立した. 介入中,機能障害の明らかな改善は認めなかった.また,車椅子以外のADL能力に変化はなかった.以上のことは,今回の効果が病態の改善ではなく,車椅子操作の学習によってもたらされたことを示している.段階的な難易度設定,連鎖化の技法を用いた今回の介入は,重症片麻痺患者に車椅子駆動を学習させるうえで有効なものと考えられた.}, pages = {15--19}, title = {高次脳機能障害を合併した重症片麻痺患者に対する車椅子駆動練習 : すべり止めシートと連鎖化の技法を用いた介入}, volume = {17}, year = {2016} }